洗面台下の水漏れがポタポタ続いているのに、「少しだから大丈夫」「忙しくてすぐに対応できない」と放置してしまうと、思わぬトラブルにつながることがあります。水漏れは時間が経つにつれて悪化し、気づいたときには修理費用がかさむことも少なくありません。そこで、洗面台下の水漏れを放置するとどのようなリスクが発生するのか、そして被害を防ぐための対策について解説します。 まず、水漏れを放置すると 収納スペースや床材の劣化 が進みます。洗面台の下に木製の収納棚がある場合、水がしみ込むことで木材が膨張し、変形したり腐食したりすることがあります。特に、長期間にわたって水が漏れ続けていると、収納棚だけでなく床材にも影響を及ぼし、最悪の場合は床の張り替えが必要になることもあります。 また、 カビや悪臭の発生 も大きな問題です。洗面台下は湿気がこもりやすい場所のため、水漏れによってさらに湿度が高くなると、カビが繁殖しやすくなります。カビが発生すると、収納しているものが汚れるだけでなく、健康への悪影響も懸念されます。特に、カビの胞子が空気中に広がると、アレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。 さらに、水漏れを放置すると 害虫の発生 を招くこともあります。湿気を好むゴキブリやダニなどが繁殖しやすくなり、衛生環境が悪化する恐れがあります。害虫が発生すると駆除の手間や費用がかかるため、水漏れが確認された時点で早めに対処することが重要です。 水漏れを防ぐためには、 定期的な点検とメンテナンスが不可欠 です。半年に1回程度、洗面台下を開けて接続部分に水滴がついていないか、ホースやパイプに異常がないかを確認しましょう。また、吸水マットを敷いておけば、万が一水漏れが発生した際にも早めに気づくことができます。 もしすでに水漏れが発生している場合は、 応急処置を行い、早めに修理することが重要 です。ナットの締め直しやパッキンの交換で解決する場合もありますが、それでも改善しない場合は専門業者に相談するのが安心です。特に、給水管の亀裂や配管の奥の詰まりが原因の場合は、プロの手を借りることで確実に修理できます。
洗面台下の水漏れを長期間放置するとどうなる?発生するリスクと対策